サイエンスダイアログは外国人研究者による英語での科学講義です。
清陵学院では高校2年生のサイエンス探究コース、数理コースの生徒を対象に日本学術振興会主催の「サイエンスダイアログ」を実施しております。今年度は、北海道大学大学院工学研究院のAli JAMSHEDI博士を講師に迎え、「Sustainable Road Construction ~持続可能な道路建設~」と題して産業副産物を用いたコンクリート舗装の物性と環境影響評価についての講義をしていただきました。
講義では道路舗装とコンクリートについての基本的知識の確認から始まり、従来の道路建設が自然環境に及ぼしてきた影響、産業廃棄物を利用したBFS(BlastFurnaceSlag:高炉スラグ)、従来のコンクリート舗装とBFSを原料にしたコンクリート舗装の比較、持続可能な開発技術の重要性について英語で講義していただきました。


分かりやすいスライドと、具体的な例を交えながら熱心に講義していただきました。

講義についていこうと生徒達も真剣です。


 本日の講義に生徒からお礼の言葉を述べ、あっという間の2時間が終了しました。

実施後のアンケート調査から83%の生徒が、今回のサイエンスダイアログの講義を受けて良かったと評価しています。また、再度外国人の研究者による講演を聴きたいかという質問には85%の生徒がまたこのような機会に参加したいという結果が得られました。SSHでは、理数教育のみならず、事業を通じて国際性の育成にも力を入れております。今回のサイエンスダイアログが本校生の国際性を育てる貴重な機会になったと考えております。
 

~参加者の感想~

 想像していたよりずっと分かりやすかったです。舗装工事から発生する有害物質がこんなにもあると初めて知り、驚きました。BFSがもっと実用化されればいいと思いました。
 分かりやすいようにゆっくり話したり、例を出してくれたりしたので分かりやすく聞くことができました。最後に私たちへのメッセージとして「人生を楽しめ!」と言って下さったことが大変感動的でした。
 自分にもっと英語力があればより深い理解ができたと思うのでこれからもっと勉強して国際社会で活躍できるようになりたいと思いました。とても楽しい講演でした。ありがとうございました。