平成26年3月21日~22日、東京都三鷹市の国際基督教大学において、日本天文学会
主催、第16回天文学会ジュニアセッションが開催されました。
本校からは高校2年生の「探究」で「インターネット望遠鏡を用いた彗星の観測」というテーマで研究を進めてきた3名がポスターセッションと口頭セッションに参加しました。
発表要旨は次の通りです。
2013年は彗星の当たり年だと言われている。そこで3月に最も明るくなったパンスターズ彗星の光度をインターネット望遠鏡を用いて測定した。その結果、世界中の光度測定の結果とインターネット望遠鏡を用いて測定した光度の変化の程度は、同様の結果が得られたが、光度の値がおおよそ1ずれていることが分かった。
ポスターセッションの様子 口頭発表の様子
ポスター発表では学校でのポスター発表会を経験しているため,3人のメンバー全員が、戸惑うこともなく上手に発表を行なうことができました。1人が発表している間,他のメンバーは他校の発表を聴くことができ、大いに刺激を受けました。また、21日の発表においては,タブレット端末(iPad)を準備し,インターネット望遠鏡の操作デモンストレーションも行いました。幸いにもニューヨーク天文台の天気が良く,リアルタイムでの天体観測を実演することができました。他校の生徒,引率教員,一般参加者(研究者)など様々な方に発表を聴いていただき、研究指導をしてくださった近藤弘之氏からも沢山の助言をいただきました。
21日の午後,22日の午前は口頭発表に参加しました。各校の発表テーマはたいへん幅広く、小学校5年生や中学生のグループによる発表もありました。天文台などで観測を行ったグループには,質の高いデータを活かして優れた研究もありました。自校で工夫に富んだ装置を開発して観測を行っているグループもあり、いずれも,天文分野での研究の場合,観測の技量が求められるので,専門家の指導が重要な要素となることを再確認しまた。
~参加生徒の感想~
様々な研究があり、天文学への関心が高まった。我々のポスター発表にも10人くらいのお客さんが来て,インターネット望遠鏡に興味を持ってくれた。質問もたくさんしていただいた。
今回のジュニアセッションに参加できたことは、大変有意義であった。普段の学校生活では経験できないことなを経験できた。質問に答えられなかったものもあり、悔しかった。