本校普通科１年の「探究基礎」では，その一部に「情報Ａ」を組み入れ，情報社会への基本的な参加の態度・知識・技能の養成を行っています。本作品集は，「Web pageによる情報発信」の単元において，表記のテーマで生徒が作成したものです。
２０１１．３．１１に起きた大地震と，それに伴う災害については，各種の報道と記録が今後もなされることでしょう。しかし，７月に，生徒一人一人に，地震当日のことを聞いてみると，その記憶が薄れていることに気付きました。年月の経過と共に記憶が薄れていくことはやむを得ないことでありますが，早い段階で，その記憶を記録しておく必要があると感じ、テーマをこのように設定し，作品を作らせることにしました。指定した要点は以下の通りです。

項目として
１．地震当日2011.3.11の私の体験
２．地震後３ヶ月間の私の動き
３．今私にできること

付帯事項として
①日本語で書き，②簡単な英語の要約文を付ける。③ベクトル画像をつける。④文字に同一文書内へのリンクをつける。⑤リンクを禁止されていない外部のWebページへのリンクをつける。⑥作成完了日付を付ける。….(②はアブストラクトの意味で指定したのだが，多数の生徒が誤解して全文を詳訳している)

この大震災による被害の回復の道のりは，まさに気の遠くなるように長いと思われます。この作品集は生徒個々の目から見たこの大震災の一断面の記録として受け止めてくれる事を希望します。

(2011年9月　横手清陵学院高等学校　情報科)